白血病闘病記11月号 of CACUSPROUD MC

カークスプラウド モーターサイクルクラブ

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ばきゃ王子の白血病闘病日記 2009年11月号

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2009.11.25 21:13 お祝い 2


病気が治ったらしたい事。スポーツ編。

第5位 釣り。真鯉を釣り上げて、濡れた新聞紙に巻いとくと1日生きてる、というのが本当かどうかを確かめたい。生きてたらそのまま包装して、『鯉アニィ』と呼ばれていた母方の叔父にお歳暮として送りつける。

第4位 剣道。
一度でいいからあの面を付けて、堂々としたSM気分で外をうろうろしてみたい。かつ、『コテ』と言うイマイチ潔くなさそうな決まり手で勝ちたい。

第3位 ヒップホップダンス。 いづれお話しするが過去(ダンスがうまくなりたい!)と思い立った俺は、とあるダンス教室に見学に行き、とんでもない大恥をかく羽目になった。
それ以来ダンサーになる夢は諦めたが、人生で一回くらいは鍛え抜かれた身体で踊りまくり、うっとりした顔で溜め息をつかれてみたい。
そして大きめの紺地のタオルで汗を拭いたい。

第2位 ヨット。
白い短い短パンに、薄ピンクのポロシャツという出で立ちで、あのリールみたいなのを必死でグルグル巻いてみたい。
それでいい。

第1位 サマーリュージュ。
知ってる人は少ないと思うが、夏期のゲレンデを利用して行うカート。
下り坂を利用して、エンジンの付いてないカートに乗り、惰性を利用してスピードを楽しむと言うもの。

随分と昔にやったので今でも出来るのか知らないが、とにかく安全性無視のメチャクチャな乗り物だった。

ただ下り坂を降りるだけなので、そのスピードにリミッターはなく、ブレーキさえ使わなきゃ余裕で80キロくらいは出る。延々と続く下り坂、大きめの皿くらいのタイヤにむき出しの身体でそのスピードは他の乗り物のスリルとは別世界。



続く。

(回想)
リフトの下にドッキングしたカートと一緒にゲレンデに降り立ち、斜面に掘られた幅2メートル程の舗装路を眺めながら係員からのレクチャー。

海外では死亡事故も起きてる乗り物なので、絶対に無理はしないようにとの説明を受け、早速カートに乗り込む。
友達2人と一緒に計3台でスタート。

無理をするなと言われて、おとなしく出来る訳もなく程なくレースがスタート。
どんどんスピードを上げて行く三台のカート。
先頭を走る、エージと言う命知らずなどは、カーブの度に片輪が浮き上がり、かつそれを楽しんでいるのだ。
(ありゃ死ぬな…)

二番手にはター坊、ビリが俺と言う並び。

それは突然起きた。
左に回り込むヘアピン。
方輪を浮かせ大笑いしながら突入するエージ。
突然音もなく弾け飛ぶ右前輪。

バランスを崩す訳でもなく、スライドしながら斜面を落下していくエージ…。

ショートカットする形で2つ先のコーナーに落下するも横滑りは止まらない。
切り株にぶつかりようやく停止するカート。

本人は何が起きたか理解してないが、怪我はないようだ。 …奇跡だ。

スピードを落とし、爆笑しながら近づくター坊と俺。


『コエーーー!!!』
突然エージが大声で叫び、斜面を全速力で走り出す。

顔を見合せる俺とター坊。
ふと、ター坊の頭の上に黒い煙のようなものが浮いてるのに気付く。
それは切り株から繋がっていた。

そして、それはおびただしい数の、スズメ蜂の大群だった。

俺の視線に気付き怪訝そうな顔で、自分の頭の上を見上げるター坊。


『コエーーーー!!!』
カートのまま逃げ出すター坊を追いかけ出す大群。

唖然とその様子を眺める俺。
直線では引き離すが、カーブで追い付き、あと少しというところまで迫るスズメ蜂。
ター坊も追いつかれまいと必死だ…。

しばらくして込み上げてくる笑い。

『ぶっ!!ぶひゃひゃひゃひゃひゃ………』

笑いながらのんびりと下って行くと、リフト乗り場に着いた。
そこにはエージ1人しかいなく、係員のオッチャンと道路を眺めて話していた。

『チョットぉ~~お客さん困りますって!!』


エージの話しはこうだった。

一番乗りで斜面を降り、物陰に隠れていると、ター坊が絶叫しながら現れ、係員の制止も聞かずそのまま国道を下って行った。と。
あんな蜂の大群は見たことない。まるで積乱雲だった。と。

…腹がよじれそうだった。
係員に状況を説明し、カートを取って戻ってくると約束し、車で後を追う俺達。しかし、いくら降りてもカートの姿は無い。5キロは下っただろうか?
(いくらなんでもこんなトコまで来ねーだろ?)
と思った矢先、エージが『あった!あった!あった!』と叫ぶ。

急停止。

古びたドライブイン。

黄色いカゴが積んである軽トラの横に並べて停められてるカート。

辺りを見回し、ター坊の姿を探す俺達。

しばらく探すも手掛かりはない。



20メートルくらい向こうでエージが叫んだ。

『居たっ!!……てか、ター坊オマエいったい何して?……ブぅわっはっはっはっはっ!!』

駆け寄る俺。


『嘘?…だろ?バハハハハ!!』

見えたのは駐車場の端を走る用水路、その幅80センチくらいの用水路に跨ぎ、クソをしてるター坊だった。恥ずかしいのか、大判の里芋の葉っぱをかぶって顔を隠している。
後ろから眺める格好になる俺達には、大股開きで排出される一部始終が見えた。排出されると同時に淀みなく流されて行くうんこ…。
《ブピッ》丁寧に最後っ屁をかまし、持っていた大判の葉っぱでケツを拭くター坊。

爆笑の最中にある俺達にター坊が小声で呟いた。
『あんまり人に話しちゃ駄目だよ。』


俺とエージ。
「ぷわっはっはっはっ!!言うよっ!!絶対言うに決まってんじゃん!!つーかその里芋の葉っぱどこで?……妖怪イモナイナイかよっ!?……バハハハハハハハハハハハハ!!」


カートを返し、壊れた前輪を弁償して家路につく俺達…。


色んなスポーツで爆笑してきたけど、いまだかってこれ程までに初っぱなから笑えたスポーツはなかった。出来うる事なら、もう一度やってみたいっす。


いや~~。
当初の目論見に反して異常に長くなってしまった…。ご容赦を。


また明日。

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2009.11.24 21:13 お祝い


病気が治ったらしたい事。身の回り編。


第5位 自分へのご褒美にバスタブで杏仁豆腐を作り、その中で1日、天使になった気分で過ごす。

第4位 清里高原でソフトクリームを買い、『これだから駄目なんだよっ!清里は!』と大声で言う。

第3位 『えちごゆざわ』としか言わない日を最低年に一日は設ける。

第2位 キャラメルコーンに入ってるピーナッツの量が半端な事について、読売新聞に何度も投書する。

第1位 自分へのご褒美にバスタブでフルーチェを作り、その中で1日フランス語の勉強をする。
『ムッシューピエール?』などと発音しているうちに、無性にコニャックが飲みたくなり………



駄目だ。俺。


また明日。

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2009.11.22 21:10 枯渇 3


バカ野郎がまた繁殖し出したな…。
急に増えたり減ったりすんのって意味あるのかね?

今日1日バボンにメンチカツを食わす為だけに、約20通のメールをしたが不調に終わった。
あの手この手で洗脳を試みたが、結局メンチカツは食わなかったようだ。


『昨日油っこいのばっかり食ったから、蕎麦くらいしか食えねーヨーー』

夕方そう言ってたが、さっきになって、結局生姜焼きを食ってる写メを送ってきたトコを見ると、あながち失敗でもなかったようだ。

メンチカツが食いたい。



さて。
いよいよ熱が上昇し出しました。
現在は38度ちょいくらいなので屁でもないが、まだまだ続く骨髄抑制期を考えると、ちと心配。
あと2週間ってトコだろうか?

そいえば書き忘れてたが、白血病と言われるゆえんをこないだの採血の時に見たので報告しよう。
結局、その日の採血結果はBLAST97%と言う、白血球のほとんど全てをガン細胞が占める結果だったんだけど…。

抜いてる血が白いんです。
白ってもあからさまに白い訳じゃなく、なんだろ……ブラックコーヒーに牛乳を足していった感じ?
本来の血の色がブラックならカフェオレくらい…かな?

いや~。昔のお医者さんはあの血見たときは相当ブルったと思うな~。
治療方がない上、あっと言う間に重篤化しちまうんだから。

我ながら『なんて不気味な色してんだろ?』って思いましたもの…。


『白血病』

そのまんまだね。

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2009.11.22 21:10 枯渇2


駄目だ……。

異常にメンチカツが食いたい。
朝から考えるのはメンチカツの事ばかり。


しまいには履歴書の最終学歴欄にメンチカツって書いて、砂ケシで消してる夢を見た。



ビバ!メンチカツ!!

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2009.11.21 23:53 枯渇


病状報告忘れ気味でんな…。

病室も個室に移り、今は抗がん剤の影響がバッチリ出てきて、これから2週間は続く骨髄抑制期に備えてます。
治療成果に欲は尽きないものの、贅沢言える身分ではないので、一つ一つ乗り越えて行くのが目下の課題。

今回書いた白血ライダーですが、昔から書き溜めてる駄文と合わせ、別の場所で改めて掲載し直す予定です。
あくまでもシロウトが書いてる独りよがり的なモノなので、変態っ気の強い一部の方以外全く支持されないのを上等で書き進めちゃいます。
買ってね。


入院10日。
そろそろ病院飯以外のモンが食いたくなってきた…。
揚げたてのメンチカツ(肉汁とたまねぎの甘みが溢れ出るやつ)と、串カツの盛り合わせに、しじみの赤だし、大盛ごはんに香の物。 ビールとしったかの小鉢…。
あばい!超食ゆいたい!
明日岐阜行く連中、うなぎ食うんだろうな…。 蒸し抜きで焼く油バチバチひつまぶし。
あばい!超食ゆいたい!


んな訳で、まだまだ活きはよいです。

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2009.11.17~19


白血病ライダー前編
白血病ライダー後編

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2009.11.16 23:10 (untitled)


今日、俺は一生の中で一度しか味合わない事態に遭遇した。
しかも、こんな体験は世の中広しと言えど、なかなか出来る事ではない。
つくづく自分のネタ的人生を物語っていると思った。
本当は、この場を借りてすぐにでも発表したかったが、いかんせん文章力が足りずなかなか書き進まない。
もどかしいっす。



尚美さん。
気持ちはありがたいが、テロとかナチス…とか。
そんな本ばかり読んでるモヒカン頭の白血病の入院患者って……。


モノホンのテロリストじゃねーかっ!!

リュック背負って、ロビーでブツブツ言いながらクルクル回っててたら……。

ぶひゃひゃひゃ!!

今度やってみよ。


ただでさえ回診来ても、20人近い医者が誰1人俺の目見ないで、下向いたまま帰って行くのに…。
入院して6日になるってのに『どうですか~?』以外聞かれた事ねーんだよなぁ。
なので、ユルめのチョイスを頼みます。。

市大は、君ん家の向かいの市大じゃなく福浦の市大。八景島の隣です。
ちと遠いな?

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2009.11.16 00:30 お金ロコモーション


慣れたつもりでいても、やっぱり暇。
飯、読書、飯、読書、寝る……。こうゆう時間って、忙しい生活してる人からしたら夢のようなんだろうけど、やっぱね…。根が日本人気質なんだろうか。

今は三國志読んでんだけどんまぁ、難しい。
しかも孔明とか曹操が出てくる劇画チック三國志じゃなく、史実版だから人間の絡みが半端じゃないのよ。なんたって始皇帝から始まっちゃってますから…。

「お見舞い何が欲しい?」とよく聞かれるんだけど、出切れば本を頂きたいかと。家で眠ってる奴なんかで構わないので…。好きなジャンルはノンフィクション、歴史、宗教、機械工学なんかだけど基本ヤリマンなんで、なんでもOKっす。
小説は…井坂幸太郎とか若手のスピード感があるのを読みます。以前頂いた花村萬月の『ブルース』は格好良かった。

テレビは入院してから一切見てない。
元々あんまし見ないほうだけど、テレビカードなるものの出現により完全に拒絶。
この病院は、テレビも冷蔵庫も洗濯機も、全部この『テレビカード』なる不思議な通貨によって作動する。冷蔵庫は24時間で200度数。テレビは1時間100度数。1000度数=1000円なのでテレビを1時間点けると100円かかる計算になる。

当たり前のように横行してるが、ひどいボッタクリにしか見えません。


文句タラタラついでにもう一丁。
3冊同時読みの、中の1冊に書かれていてビックリしたんだけど、交通事故で入院した際に一般的に健康保険が効かないと思ってる人が多い(俺もそうだと思ってた)が、これは全くのデタラメで、勤務先に向かう途中、もしくは勤務中を除いて、バッチリ健康保険の適用内なんだって!
相手(加害者)の自動車保険や、労災保険を隠れみのにした病院の確信的ボッタクリなんだそうな…。

病院の受付は、事故直後のパニくってる患者やその家族を狙って、『自由診療』という名の現金決済を迫りサインをさせ、役所の目の届かないトコでガッポリ儲けるんだって。

受付に呼ばれると、《事故だから》と当たり前のように自由診療を迫られ、「いえ。健康保険でお願いします」なんて言うと『はぁ?』みたいな態度を示すが、目の前で携帯を開き「厚生労働省に問い合わせます」と言うと、コロっと態度が変わる。と書いてある…。

ここ見てる人はバイクに乗る人が多いはずだから、よく覚えておいた方がいいと思う。
世の中走ってる車の、10台に1台は任意保険に未加入なので、簡単に現金で払うと大変な目にあったりするって書いてあります。
しかも一度納めてしまうと取り返すのは至難の技とも…。骨折で2週間程度の入院でも、余裕で100万くらいの請求をするようなので、とりあえず健康保険扱いにしとかないと後で大変。

保険会社とか病院とかさ、社会的信用度って肩書きを利用した悪意って本当になんとかならないもんかね?必ず確信犯なんだよな。


ハゲタカだよほんとに。



脈絡のない長文失礼しました。

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2009.11.14 20:09 スタート


いよいよ化学療法が始まった。
数えて何回になるだろう。7回目…だ。

今回の化学療法は、今までより何倍も大量の抗がん剤を一気に流し入れて、耐性を持ったガン細胞に対抗する。…ようは物量戦術。

ベッドにはアイソレーター(テレビなどで出てくるビニール製のカーテンに強力な空気清浄器が付いた囲い)が取り付けられ、炎症を抑える為の大量の薬が処方された。
その薬の山には、大量注入により、涙腺から抗がん剤が溢れ出る事による目への悪影響を低減する為の、ステロイド入り目薬も入っている。
我ながらこの物々しい装備にはびっくりだ。
まさに、白血病!って感じの絵面で、なんだかテレビを見てるような、他人事のような変な気分。

こうゆう状況にある人ってのは、みんなこんな気分なんだろうな。 って思ったりする。


話しは変わるが、今朝杖を持ったジイさんを怒鳴りつけた。

書くのも気分が悪いが、杖で自動ドアの押しボタンを押すのを優しく注意したのに、ガキのようにふてくされて逆切れしやがったのだ。

確かに気付かずやってしまうってのは誰にでもある事だし、俺なんてしょっちゅうこうゆうヘマをして、とんでもなく後悔したりする。


『俺は体が不自由なんだよっっ!』

杖を持つ事で特別扱いされる事が当たり前になり、何をしても許して貰えると思う甘え。
言われた事の本質を考えようとせず、平気でその甘えを押し付ける図々しさ。

78になる俺の親父もかなり頭のイカれたキチガイだが、俺が生まれる前に失った左手の事で言い訳した事なんてただの一度もなかった。


杖を取り上げ捨てようとしたところを、通りがかりの看護婦に止められた。


多分周りに居合わせた人達には、俺が身体の不自由な老人に平気で暴力を振るう鬼畜に見えた事だろう。


ポコチン出して踊り出してやりゃ良かったと本気で後悔した。



追伸
キャブのCVに掛けるなんて、なかなか小技効いてるじゃん?バビ君。
偉そうに書いた説明に『中央静脈』って書いてあったら、『中心静脈』の誤りです。
んまぁ、ココ読んでるごく少数の方に医療関係の人なんて居ないと思うけど、素人が見聞きした知識を主に正誤を調べたりせず書いてるので、誤記が多々あるとは思うけど厳しく突っ込んだりしないでね。

最近出てこねーなー。
もう一匹のバカ真打ちと糖尿原人。

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2009.11.13 22:54 CV


中央静脈カテーテル。
通称、CV。

抗がん剤等の強い薬剤を、長期に渡って投与する為のいわゆる点滴口。
今までの病院では首の静脈を使ってたが、ここでは鎖骨下が基本らしい。

普通言われる点滴は腕の末梢血管を使うが、抗がん剤のように強い薬剤の場合、細い血管を使って流すと、薬剤量に対して血流量が少ないので、濃いままの薬剤が長い距離を移動し、血管の内壁を痛めてしまう。
(実際俺の末梢血管の何本かは、二度と点滴等に使えるようにはならないだろうと言われた。)

そこで、体内の太い静脈にカテーテルを入れ、一気に薬剤を拡散させて血管へのダメージの低減をはかろうと言うのが、このCVと言われるもの。

明日から始まる化学療法を前に今日施術した。

結果から言えば大成功。

腕のように肌に透けてる血管めがけて針を通す訳ではなく、体の中を通る血管を手探りで探してカテーテルを入れるので、当然難しい。
以前、慣れない研修医に施術された際などは、一時間近く体の中を探られ、結局静脈を捕まえられず、終わった時には血まみれなんて事もあった。
まぁ、これには医師の技術だけではなく、俺の血管側にも問題があったようだが…。

今日の医師の手際は脱帽ものだった。
エコーで血管を写すわけでもなく、ドンピシャで一発的中。
麻酔から縫合固定まで10分足らずというものだったのだ。
医師にしてさすがに『出来過ぎ!』と言っていたが、これだけ負担の少ない施術はやはり患者としては嬉しい。

医者という職業に求めるもの。
それは各々の病状によって変わって来るが、今俺が欲しいのは、正確無比な技術と素早い判断能力だけだ。そういう意味で、今回のCV挿入の価値は大きい。


なんか偉そうだなぁ…。

つーか、モードがね…完全に戦闘態勢なんです。
12年ぶりくらいに覚醒しだしました。
これでポコチンにパワーが充填され出したら完璧です。
行け!特選カリ高のの字グラインダー!!





G、バボ。
バイク乗らねきゃ。
来週はDミーティングで再来週は岐阜原人祭りやろ?岐阜の糖尿病に純米酒持って行ってやって。あとホルモン5キロ。
褒め殺しならぬ美味殺し。

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2009.11.12 21:25 おい!


今朝主治医から話しがあって、昨日のカンファレンスの血液データに誤りがあったと。
感染病検査に一部手違いがあり、もう一度検査するが肝炎キャリアではないのが濃厚との事。
その代わり糖尿病の気配がありとか…。

治療が必要なレベルじゃないが、食事制限はしといた方がイイと。
どーりで最近オシッコが黄色いと思ったぜ。
喜ぶべきか悲しむべきか悩む……。
んまぁ、病院食完璧に食えてるし間食も一切してないので、治療が終わる頃には治ってると思うが。


G。
まだ無菌室には入ってないよ。
入っても早くて10日後。
面会は基本的に3時から8時で2階で受付しないと駄目よん。
病院変わって昼間検査が多いから、来るならメールしてなー。

睡眠薬早めに飲んだからか、頭が動きません。

寝ます~。

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2009.11.11 21:58 再入院です。


本日より移植病院に入院しました。

今まで居た病院とは色々と勝手も違うようだけど、思ってたよか規律ずくめって訳でもなさそうなので、安心した。

あと、嬉しい誤算が一つ。
飯がうまいんです!

前の病院はとにかく飯が食えなくて…。
自分が嫌になるくらい残してたんだけど、やはり、問題があったのは自分じゃなく、前病院の管理栄養士だった事が判明。
同じような料理が出ても、まるで別の食い物っス。
久しぶりの『完食』に、長い治療に対する不安が一つ無くなりました。

今日は入院に際しての諸検査と、検査結果を踏まえての今後の治療方針の説明。俺は、やはりバリバリのハイリスクゾーン患者なのは間違いないが、肝臓及び腎臓の機能が強いのが強みになるとの事。

あとちょっとビックリしたのが一つ。
B型肝炎の抗体が陽性。つまり、キャリアになってた。
現主治医曰く、今までの白血病の治療中に使った、血液製剤(輸血ね)からの感染が可能性としては高いとの事。
幸い発症もしてないし、移植に特に障害は無いので、現時点では無視できるレベルみたいだが…。
確かに輸血の承諾書にも、0・01%程の確率で感染する危険性があるとは書いてあったけど…。

また低確ドンピシャかよ!

このクジ運を他に使えてたら、俺は今頃マイケルジャクソンのトゥモローランドを更地にし、うなぎの養殖場にして、『うなぎ王』の称号を手に入れてたのに…。


んま、大事の前の小事なんか気にしてられません。
んな小賢しい小物チックな病気なんかは、白血病治した後、返す刀で叩き切ってやりますわ。


やるぜ~。

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2009.11.11 00:03 さて・・・。


執行猶予期間も今日でおしまい。
明日の午後には再入院です。

新しい病院には不安もあるが、気持ちを一新して治療に専念するには良い節目なのかも。

白血病とのタイマン勝負はまだまだこれから。
俺にはまだやらなきゃいけない事がたっぷりあるので、反則技出してでも捻り潰してきます。

こっからは悪運男の本領発揮ステージとさせてもらおう。




ROCK‘N ROLL!!

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2009.11.10 00:37 モンスターペアレンツ


なんでこんなトコで自分の母親の事を書くのか?
よく分からないけど、病気の事ばっかし書いてても気が滅入るし、我が親ながらおもしろいから。それでいいだろう。

俺の両親はとにかくよくSEXしてる夫婦だった。
今思えば、単純に仲のいい夫婦だった。って事で済む話しだが、小学生の息子が寝てる20センチ横で毎晩のようにSEXする夫婦ってのもどうかと思う。
そのせいで、俺の中には羞恥心という感情が徹底的に欠落し、他人にポコチンやケツの穴を見られるなんてなんでもない大人になってしまった気がする。

変わり者のおふくろの武勇伝に、「免許取立てブロック塀粉砕事件」や「花札で大負け花電車事件」、「家庭訪問、素っ裸でドラム事件」などがあるが、今日は俺の将来を決定付けたと思われる幼少期の話しを紹介しよう。

あれは多分小学校2,3年生のときの話しだったと思う。
朝、学校に行く支度をしてる俺におふくろが突然切り出した。
『てっちゃん?今日は誕生日よね?今日はママがご馳走を用意してあげるから、友達を呼んで誕生日会をしましょ。』

当時病気がちだった母親は入退院を繰り返し、家族の飯の支度すらまともに出来る状態ではなっかったので、同じクラスの友達達が誕生会と言ってはお呼ばれされ、鳥のから揚げだのナポリタンだのをふるまわれてる姿を見てうらやましく感じてた俺は、自分主催のパーティーの出現に天にも昇る気分で登校したのを憶えている。
学校に着くや、クラス中の友達に声を掛け、一世一代の晴れ姿を待つかのような気分で授業の終わりを待つ。

授業が終わり、10何人もの友達を引き連れ、テーブルに並ぶごちそうを想像しながら超ハイテンションのまま自宅へ。

家に着くや皆を招き入れ居間へ。

期待一杯で居間の戸を開ける。



想像とは全く違う風景に愕然とする俺・・・・・・。



部屋中には何故かおふくろの服や下着がレタスと共に散乱し、テーブルの上にはざるに入ったままのパスタに放り込まれたトマトケチャップ。30個はあろうかという目玉焼きには黄身の部分に国旗つまようじが刺さっていて、付け合わせなのか缶詰めのパイナップルとさくらんぼがシロップごとトッピングされ、横にはキムチが山のように積まれとんでもない異臭を放っていた。
テレビの横に置いてある水槽には木綿豆腐が浮かび、透明な煙突型の空気ポンプからは攪拌された豆腐がとめどなく吐き出され、住人の金魚達は今にも死にそうな顔で口をパクパクさせながら腹を上にして浮かんでいる。
部屋の隅では誰彼かまわず噛み付く、10キロオーバーのマルチーズが、ソーセージの袋を唸りながら噛み破っている・・・。


誕生会会場どころかホラーハウスである。



整理の付かない頭で台所のドアを開ける俺。


台所には煙が充満し10センチ先も見えない状況。
フリーズを起こしている友達を横目に、手当たり次第に窓を開け始めると、うっすらと浮かび上がる人のシルエット・・・。

鼻歌を歌いながら台所に立つおふくろだった。

「もうすぐから揚げも揚がるからねー」

反射的に覗き込んだ中華鍋の中では、グラグラ煮立つ液体の中でプリンスメロンが3個、猛烈な煙を吐き出しながら浮いていた。

もう一度視線を戻し目の前のおふくろを眺める。

完璧なメイクを施し、超上機嫌の顔で包丁で刻んでいるのは、まな板の上に出された大量のマヨネーズだった。
しかも素っ裸で・・・。

「あらヤダヤダ!こんなに沸騰しちゃってる!」
と中華鍋にドボドボ注ぎ込んでる一升瓶にはミツカン酢のラベルが貼ってあった・・・。



『エ、エ、エクソシストォーーーーー!!」

最初に逃げ出したのは飛田君と言う友達だった。





これ以降俺の家で誕生会が催された記憶はない。
そして、我が家において一般の人達が楽しむようなイベントを、人並みに執り行う事の無謀さを知った。


後に聞いた話しだが、超が付く酒乱のおふくろは誕生会の為の買い物に向かう際、とんでもなく腹が痛くなったので鎮痛剤を服用。
戻ってもイマイチ調子が良くならないからと調理の合間に鎮痛剤と料理酒を交互に飲み、気がついたら2日後だったと言う。

こんな事件を誰かが日替わりで起こす家庭。
どんなに頑張ってもまともな子は育たない。
そう思いませんか?



入院が一日伸び11日になりました。
ベッドの空きの関係上だそうです。

また明日。。。。

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2009.11.09 01:32 昨日


地元の友達がぞろぞろやって来て、ちょっとした宴会に。
古くは3歳から、一番新しい奴でも20年来の奴らなので、話しに屈託がない。
『死んでもウチには出て来ないでくれ』だの『車は俺が貰うから』だの。
言いたい放題。
んまあ、さすがにこんだけ長い付き合いだと上辺だけの言葉は出ないモンで・・・。
かえってそうゆう微妙な部分を避けた会話よか、本音が分かって気持ちが良かったりする。

結構長い事飲んでお開きとなったが、俺自身もよく憶えていないような過去のバカ話しが飛び出し、我ながら自分の辿ってきた異常なテンションの青春時代にビックリした。

自分自身どうしてこうもへんちくりんな人生だったのかを考えてみたが、結局たどり着くのは遺伝子。そう、DNAの成せる業なのだ。

俺の両親はかなりオカシイ。
特に俺が中学生の時他界した母親に至っては俺自身すさまじいと思う程だ。
明日は自宅で過ごす最後の日なので、ゆっくりとこの母親の事でも綴ってみようと思う。

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2009.11.08 01:26 骨髄移植 その2


続き。

無事生着となりドナーの方の造血細胞が造血を開始すると次に訪れるのがGVHDと呼ばれる拒絶反応。
これは通常臓器移植などで言われる拒絶反応とは逆の拒絶反応で、ドナーの方が元来持っている免疫システムが俺の身体そのものを敵と判断し、体中あらゆる部分に攻撃を開始するというもの。
つまり、骨髄移植によって全く別の人間の中に居ることをドナーの免疫システムは分からないので、染色体に記憶されてる自分の宿主とは全く違う俺の身体を敵と認識してしまうのだ。

しかし、このGVHD、全く起きないというのもそれはそれで望ましくないというやっかいな側面もある。
というのも、どれだけ強力な化学療法を施しても白血病細胞を完全に根絶することは不可能で、身体のいたる所に隠れている白血病細胞が後日
時間の経過とともに増殖を果たし、再発するという危険性があるからで、このGVHDの拒絶反応を利用して身体に残る白血病細胞を残らず駆逐してもらう必要があるからなのだ。

つまり、免疫抑制剤で上手にコントロールしつつGVHDの良い効果だけを期待するという離れ技を行わなきゃならない。

これは、患者当人の持ってるポテンシャルや投薬量を見極める必要があり、抵抗力を全く持たない患者にとってそこを見誤ることはすなわち死ぬことを意味する。

ここで2割が命を落とす。


ここまでを乗り越えて晴れて『骨髄移植成功』という切符を手に入れることができる。

んま、この後も膨大な放射線被爆による後遺症は避けられず、ほぼ間違いなく起こる白内障、そして二次ガン等、副作用のオンパレードは生涯において懸念事項として残るとのことだった。

そして、移植バンクのドナー提供の実情について。
現在俺の骨髄型にマッチするドナー登録者は全登録者25万人の中に約20人程いるようで、漠然と(結構いるじゃん)なんて思っていたが、移植医に言わせればかなり少ない部類で、登録者の7人に1人しか最終同意には至らない実情を考えると決して楽観できる数ではなく、最後の手段である臍帯血移植も視野にいれなければいけないとの事だった。

臍帯血移植。
文字通りへその緒にある造血細胞を移植する事だが、未成熟な骨髄故どんな骨髄型にも使えるし、いつでもストックがあるという利点がある反面、GVHDの良効果があまり期待出来ないことや、その量が圧倒的に少なく生着までに時間がかかるという致命的な弱点も持っているため、治療効果そのものは生体幹移植に比べかなり落ちるとの事だった。
つまりドナー不在時の緊急手段に近いとの認識。

費用。
移植治療そのものは500万円~1000万円と言われ幅があるが、これは合併症や拒絶反応の有無による薬剤の使用量で決まる。
保険適用範囲。

骨髄バンクに関して言えば全てが実費になり、ドナー候補者が10人居た場合その検査代金等は全てを負担し、最終的に1人の同意も得られなくても俺個人の支払いとなる。これも幅があり50万円~200万円。

個室代金。
今まで世話になった湘南鎌倉病院では主治医が個室による治療を要すると判断した場合、差額ベッド代と呼ばれる個室代金は全額減免されたが、移植病院においてはこのような制度はなく理由の如何にかかわらず、全額実費扱い。つまり、一日1万円の部屋に半年間居た場合200万円弱の支払いが生じる事になる。

お金の話し書くのは気が引けたけど、リアルに感じてもらえる部分かと思って。
ちなみに、この病気になる少し前に加入してる生命保険の見直しがあり、ガン特約等全て付けたけど、前回入院時も保険金が出るまでにえらい時間がかかったし、ガン一時金等は全て削られた。
今回に限っては最後の退院から所定の期間を過ぎてないって事で一円も下りません。
入院中本等で勉強したけど、保険にはものすごく巧妙に隠された免責事項がたっぷり存在して、いかにして保険金を払わないかなんつう知恵が満載されてます。
『入っておけば額面通りの金額が必ず受け取れる』と信じてる人がほとんどだと思うけど、そんな事してたら保険会社全てが潰れちまいますからね。
特に漢字系大手有名保険会社なんかに加入してる方はご注意下さい。
セールスのオバちゃんやオネーちゃんもそうゆうカラクリがあることを知らずに本気で『良い商品』と売りつけてきますから・・・。


しかし、、わかってた事だけど大病するってのは、人生そのものが一回シャッフルされるようなもんだね。
将来の展望から経済的なものまで全てを仕切り直し。
まさに丸裸です。

なんとか生き伸びて人生を取り戻さねばいかんね。

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2009.11.07 00:44 (untitled)


昨日行った大学病院への受け入れが済んだので、本日は来週明け大学病院に入院するまでに危機的に減るであろう血小板の輸血をして退院。
自宅です。

ついこないだ『自覚症状無し』なんて書いたけど、やはり着々と進む病状を示すように、体中に異変が出てきた。
この病気の怖いのがここで、ジワリジワリと不具合や痛みが出て身体に訴えるというものじゃなく、ある一定の線を越えた瞬間一気に不具合が身体を襲うので、自分自身でも対処に苦慮するのだ。
っても、今はまだある程度の生活を保てるレベルなので特に問題はないが・・・。

昨日移植医に説明された事をかいつまんで書いておこう。
まず、骨髄移植には現在4つの方法が存在し、今回俺が受ける事を目的にしているのが生体幹移植と呼ばれるもの。
まあ、いわいるオーソドックスなタイプの移植。
この他に、抹消血、臍帯血、自家(ミニ)移植と言う移植法が存在するが、これはまたいずれ後述しようと思う。
現時点での移植法で最も治療効果が高いと言われている生体幹移植。
これは、俺の中の病んだ造血細胞と健康な他人の造血細胞をそっくり入れ替えてしまおうというもの。

移植医曰く、現代のこの移植の生還率は第一次寛解時において60%。
俺の場合、第一次寛解は破綻してるし、第二次寛解も失敗に終わっているので、これよりもぐっと下がる。
あえて何%と言う数字は言わなかったが、60%という数字をベースに話していたのでそのまま引用しよう。

まず、骨髄バンク登録者の中から骨髄型だけでは表せない部分(性別、血液型、体重など)を含めたベストな適合者を探すのと並行して、俺は第二次寛解を目指し化学療法。
マッチングし、かつ移植提供の意思確認、移植までには早くても4ヶ月の時間を要するため、随時化学療法を施し白血病細胞の増殖を抑えひたすらドナーを待つ。

ドナーが見つかった時点で、はっきりとした日程が決められ『移植前処置』へ。
これは今までの化学療法とはケタ違いの抗がん剤を大量投与、かつ4日間に渡り放射線を全身に浴び、骨髄中に残る自分の造血細胞を徹底的焼き尽くす。

移植前処置を抜け移植処置。

ドナーの方の造血細胞が俺の身体に定着し、無事造血活動を開始することを『生着』といい、この時点までで2割の人が命を失う。

・・・・・・。

ごめん。
途中だけどちと疲れた。
ので、今日はここまでで勘弁して下さい。
続きはまた明日。

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2009.11.05 22:20 国立大学病院


いや~。
すげーっス。
良くも悪くも『国立』。
さすがに1日2000人を越える外来患者が訪れる病院だな~と、その規模にびっくり。
医療設備やスタッフの数は目を見張るものの、どことなく『健康生産工場』的な印象。

移植チームの長たる医師とじっくり話しはでき、来週入院の方向で決まった。

んまぁ、このドクターがなんともで…。
『この場合死にますね』というキーワードがぽんぽん飛び出し、慌てて言い直すなんてシーンの続出。
覚悟は出来てるものの、そこまでダイレクトに言われるとさすがに怖えーってのっ!

明日血小板の輸血をしたら、一年間お世話になったこの病院とはお別れ。
後述するつもりだけど、ドクターはじめ看護師さん、スタッフの方に本当に恵まれてた事を今日の通院で痛感。
あと病院経営の理念にもね。


『病院なんてどこも一緒』なんて思ってたけど、あれだ。
高校の違いくらい全然違うね。
俺はやっぱり極力個を尊重してくれる箱のが合うんだな…。
んま、今はそんな事言ってる場合じゃないからね、センセーの言う事聞いて真面目に精進しますよ。



今日の詳しい話しはまた明日書きます。

んなら。

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2009.11.05 00:35 明日


移植病院である横浜市大病院に行きます。
現主治医との連絡調整がしっくりいってないので、とりあえず足を運んで移植医の判断をあおぐというものです。
なんでも神奈川県下で移植治療を行える医療施設は3つしかなく、クラス100という無菌室、医師の数にも限りがあるので、受け入れ先病院の現状次第で今後の治療のアウトラインが決まって行く模様。

今朝の採血で白血球は10000を越え、BLASTも80%越えと、さすがに『急性』と付くような病状の進み具合には唖然です。
んま、初期発症時の白血球50000、BLAST98%という数値に比べればカワイイもんですが・・・。

こんだけガン細胞が血液中に蔓延してるにも関わらず、微熱とダルさ以外に自覚症状無し。
困ったもんだ。

最近、「自分は白血病じゃないか?」という問い合わせを何件か頂き、自覚症状の有無を尋ねられます。
ダルイ、微熱なんつうのはちょっとした風邪でも出る症状だから不安になるようで・・・。
細かい症状を上げればきりがありませんが、人によってさまざまなので男限定のドンピシャな症状を教えましょう。

『精子が血』

睾丸を強く打ったりしたわけでもないのにこの症状が出たら要注意。

最初見たときは
(あ~あ。ついに出ちまったよ赤玉が・・・。これで俺も打ち止めか。)
なんて思いましたが、後日病院で尋ねたら「それ、完璧な白血病の症状です。」と言われました。
初期のうちはうっすらと混じる程度ですが、病状が進むとほぼ全てが真っ赤に染まり、なんともいえない気分になります。

男性諸氏、たまには自分の分身のチェックをしましょう。

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2009.11.03 23:07 クレームがあったので


昨日の夜中、突然携帯に着信。
後輩からだった。
「掲示板見たら温泉行ったとか書いてあるけど、いったい何考えてんスか?」

ご立腹のようだ。

つーか、こんな時間に電話寄越して、勝手にプリプリしてんじゃねーってのっ!
まあ、白血病の治療なんて知らなくて当たり前だから、俺の行動見て心配の声上げるのも当然…か。


以前書いたように、白血病の治療の基本は、抗がん剤でガン化した細胞を殺す事にある。
だが、ガン化した奴らだけを選んで攻撃出来るような都合の良い抗がん剤はまだ開発されてないので、どうしても正常な免疫システムも一緒に壊してしまう。
そこでその免疫システムの稼働状態が簡単にわかるのが、白血球の絶対数を計ると言うもの。

これは2日おきの採血で徹底的に管理され、その情報は患者である俺にも速やかに開示される。
さすがにこれだけ長く入院を続けると、血液データの見方は医療関係者並みに詳しくなる。
ので、自分の体が現在どういう状態にあるかは常に把握している事になる。

同じ状態でも各病院、医師によって考え方、治療方針はまちまちで一概には言えないが、昔の白血病の治療のように終始感染リスクから遠ざけ、長い時間厳しい管理下に置くというものは今はあまり選択せず、ある程度抵抗力がある状態なら、積極的に外出、外泊を促すというものに変わってきている。

ようは、メリとハリね。

だから、主治医が外泊OKと言えばとんでもない内容以外の事は、健常者の人と同じように出来るのだ。

人ゴミに入る時はマスクを忘れないし、温泉に入る時は脱衣場に貼ってある管理表に目を通して殺菌状況を見る。寿司を食うにしても極力貝類は食わない。


移植治療後はとんでもなく厳しい生活制限を課せられ、軒並みNG事項に当たるが、今はまぁ自己責任においてどーぞ的な…。


年中無休で見えない敵と闘う!なんてなかなか…ね。

メリとハリ。
大切です。

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2009.11.03 01:25 願いを込めて


今日とある友人が見舞いに来た。
かれこれ15年は会ってない人間の突然の来訪に一瞬目を疑った。
なんでも、共通の知り合いを通して俺の事を知り、駆けつけたと言う。

知り合ったのは今から20年くらい前で年は俺の2つ上。
エセ訪問販売会社の同期という間柄からの付き合いで、マコと呼んでいた。

当時バブル絶世で巷には金が溢れ、俺みたいな奴でも少しうまく立ち回るとアホみたいに銭が稼げる時代。
マコはとにかくバイタリティーの塊のような奴で、金になる事ならなんでも手を出す奴だった。
クスリの元締め、中古車販売、AV製作…。
およそヤクザがやるような事を堅気のくせして余裕でこなす奴なのだ。

22才という若さにも関わらず、フィリピンに嫁と子供が2人。
アジアの中でも特に治安が悪いフィリピン。そのフィリピン人にして『最も住みたくない街』と言われるダバオと言う、イスラム教の超過激集団が巣食う街で一年の半分を過ごす男。

余談になるが、一度マコにフィリピンの家に招待された俺は『生まれて初めての海外旅行』とのこのこ出かけ、ダバオに入って30分後には鼻先に3丁の拳銃を突き付けられ、有り金の半分を失った。


マコの作るエグい企画もののAVに出演したときのバカ話しや、趣味の延長でケツに突っ込んだコタツの足が抜けなくなり、近所の救急病院に行くのに後ろで支えて貰った話しをして盛り上がった。




『んで…? お前今何して食ってんの?』

部屋に入ってきた時から気付いてたけど、マコの右腕は肘から先が義手になってて、肌色も明らかに健康な人のそれとは違っていた。

「んまぁ、ボチボチ…な。」

『まさかオマエ…まだクスリを…?』

「やってない!やってない! けど……。やっぱりあん時テツの言う通り足洗っときゃ良かったよ……。」

なんとも言えない嫌な時間が流れ、「それじゃ俺、もう行くからよ!」と見舞い金の入った封筒を置いて立ち上がるマコ。

『お前、最後のつもりなんだろ?』


「…………。」


『俺はこれから生きる為の治療して、必ず戻ってくるよ。こんな病気一つで自分の人生の悪行がリセットされるなんて思ってないけど、少なくとも今までよか意味のある生き方は出来るだろうから…。』


「だって…白血病…なんだろ?…再発なんだろ?」


『勝手に殺すなよっ!マコさ、約束しねえ?』

「何を?」

『俺は必ず生きて戻って来るから、お前は足洗えよ。腕落とすなんて日本のヤクザがやる事じゃねーからな。タチの悪い連中と銭で揉めたんだろ?コソコソ隠れて生きるなんてお前らしくねーよ。』

「バレてた…か。」

『片腕だけ皮の手袋はめたまんま便所行く奴なんていねーからな。己のポコチン触るのも嫌な潔癖症か相当頭の弱い殺し屋くらいなもんだろ?』


2人してバカみたいに笑った。
マコは笑いながら泣いてた。


携帯の連絡先を教え、月に一回は必ず連絡する事を約束して別れた。



頑張れマコ!

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2009.11.01 22:10 外泊終了


リフレッシュ完了です。
トンコツラーメンも寿司も腹一杯食ったし、バカ犬達もいやって程撫でた。

あとやる事は一つ。
次の治療をベストな状態で向かえられるよう体調管理をしっかりするだけ。

気持ち的にも一皮むけた感があり、やる気満々。
暗い書き込み続きでご心配かけました。

とある、相模原辺りの鬼嫁に『悲劇のヒロインぶってんじゃねー!』と言われた一言は相当きいた。



こりゃ、俺勝つな。

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2009.11.01 01:52 温泉


『温泉行きたい!』

バボンが嫌な顔一つせず付き合ってくれた。
日光東照宮からもみじライン。道中のほとんどを後部座席で寝てるにもかかわらず、いつものテンションで車を走らせる。

塩原温泉へ。
この男とは一体どれだけ一緒に風呂に浸かっただろう。
一時間余りの時間、湯船に浸かったり出たりしながら色んなことを話した。

風呂から出て、『夕飯何食う?』という質問に『築地で寿司』と答えると、『OK』と事もなさげに東北道へ。
2時間半車を飛ばして、築地。

車を停めてると国馬兵隊ヤクザから電話。
『もう着くぞ!』

確かに塩原を走ってるとき携帯で「これから築地に向かう」とは伝えたけど・・・。

相模原の自宅からわざわざ来るか?フツー。


俺はこうゆう余裕で損が出来る人間がたまらなく好きだ。
そして何故だか俺の周りにはこんな人間が沢山居る。

格好良い言葉があるわけじゃない。
小難しい話しをする訳でもない。
ただ、必ずそこにある存在。



明日の夕方には病院に戻るので、ほんのつかの間の道草。
でも、本当にいい道草だった。

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