五領ヶ台貝塚(平塚市広川)
中期初め、五領ヶ台式期の標式遺跡。大正時代から知られ、調査もされています。すぐそばを小田原厚木道路が通っており、工事の時には緊急発掘もされました。貝層の下からは早期の田戸下層式や前期の関山式が、また上部からは勝坂式の土器が出ています。
現在は遺跡公園として保存されていますが、周辺地域の宅地造成が無計画に進められたらしく、遺跡公園に通じる道はひどく狭く、近くへ車で行くのはほぼ無理。厚木や平塚方面からの便も悪く、従って地域住民の憩いの場としては良いのですが、遠くから見物にいくのは困難です。。