神隠丸山遺跡(横浜市都筑区早渕)
中期の巨大集落。140軒を超える住居跡と多数の掘っ立て柱建物が、中央広場を取り巻くように存在した典型的な環状集落です。中期から後期にかけての集落。現在は宅地と道路で遺跡の面影は全くありません。しかしながら、都築インターをはさんで東側はかつての風景を今に止めており、第三京浜道路を境に対照的な風景を見せています。
神隠橋を渡った東側にはまだ雑木林と
畑が広がっています。林のなかには明ら
かに人の手によって造られたと思われる
盛り土があります。
古墳か十三塚のなごりかもしれません。
神隠の地名には特別ないわれを感じます。いくら、かつてここが昼なお暗い広大な藪だったといっても「神隠し」なる不吉な名を、普通なら地名にあてるとは思えないんですが。