縄文土器を代表する土器型式の一つ勝坂式土器の標準遺跡。現在はただの野っ原ですが、いずれは資料館や復元住居も作られ、遺跡公園として整備する計画もあるようです。が、神奈川県内の自治体はおしなべて財政難に喘いでいますから、実現は怪しいものがあります。見物人としては整備が進んだ方が見物し甲斐も有りそうですが、一方ではこの何もない野っ原にもまた捨てがたい風情を感じてしまいます。木立の向こうには相模川。丹沢山塊が迫り、丘の直ぐ下は小さな谷戸。縄文村の基本原則が良く解る場所です。  
 

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勝坂遺跡(相模原市)