大船C遺跡(北海道函館市旧南茅部町)

世界最古の漆製品が火災で焼失してしまうと言う、泣くに泣けない事件で有名になった遺跡。展示室にレプリカがあります。写真は発掘作業中ではありません。なんでも東京から偉い先生がやってくるのでその前に、遺跡のお色直しをやっているところだそうです。 どこの世界でも突然やってくる偉い人というのは難儀なもんです。呼ばれて来たのかもしれませんが。
 
 
中野B遺跡(北海道函館市)

縄文時代早期の大規模集落。この遺跡は日本最古の大型集落の一つとして知られていますが、すでに函館空港の滑走路になっています。わざわざ函館くんだりまで滑走路を見に来る人もいないでしょうけど、滑走路の突端は不思議なムードのある場所でした。広大な南向きの斜面が緩やかに海に向かって落ちてゆくさま。どこを掘ってもなにかでてきそうな夢のある場所。立ち去るのがもったいなくてつい振り返ってしまう。そんな気持ちにさせる場所でした。

看板の奥にあるのは、石垣ではなく、掘り出された石器(石皿)の山

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