宿河原低地遺跡(多摩区宿河原)

 多摩川の宿河原堰堤から500bほど下った河川敷に発見された、縄文時代後期の水さらし場の跡。
土器片の他、石皿、敲き石、スタンプ型石器、漆塗り椀、漆塗り堅櫛、編みかご類、が出土。またトチの実などの食べるにはアク抜きが必要な木の実が多量に出ているので、ここはアク抜きのための水さらし場だったと考えられています。
 こういった水さらし場は多摩川沿いに複数あったと思うのですが、多摩川自体大幅に流れを変化させているので発見は至難でしょう。この遺跡は運が良かったと思います。

遺跡は今は右側の岸辺に近い川の底

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