雷対策の必要性
避雷針(受雷部)の保護範囲に関して、改正JISでは従来の角度法に加え回転球体法による保護範囲を採用しています。
保護範囲を定める際の球体の半径は建物の保護レベル(PL)によって定められています。


[より高い保護]PLT>PLU>PLV>PLW[必要十分な保護]

回転球体法で保護範囲を設定する場合、角度法より保護範囲が小さくなります。そのため、
・ 避雷針(受雷部)の高さを高くする
・ より多くの避雷針(受雷部)を設置する
いずれかの方法で解決する必要があります。避雷針の高さを高くするとより風の影響を受けやすくなり、風圧に対して十分耐えうる取り付け方法を用いる必要があります。そのため、複数の避雷針(受雷部)を設置した方が取付強度やコスト面から現実的な選択となる場合もあります。

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