ユースホステル

 世界最大の宿泊施設ネットワーク。ユースホステル協会に加盟する宿の総称。国内320カ所、海外4000カ所以上(平成17年9月現在)。
 別料金で食事を用意してもらうこともできるが、それ以外はすべてセルフサービス。アメニティグッズの提供は基本的に一切ないので持参する必要がある。ひとりや少人数の場合は見知らぬ人と相部屋になる可能性がある。家族経営の宿がほとんどなので、場所によっては入浴時間等に配慮が必要。
 宿泊料金や設備は宿によってまちまちだが総じて安い。ただし会員でない場合にはビジター料金が加算される。それでもかつて最も安い宿といえばユースだったが、近年は激安ビジネスホテルや穴場の民宿等もあり一概にそうともいえなくなった。
 国内ユースならセキュリティ上の問題はほとんどないと思われるが、海外ユースは事前の調査が必要。
 同宿の人はほぼ例外なく貧乏学生か、できるだけ安くたくさん旅をしたい社会人(宿泊資格に年齢制限はない)。気取る必要はない。ユースを利用する社会人には旅の達人が多い(単に社会人になっても貧乏なだけというわたしのようなのもいるが)ので、向こうからあえて干渉してくることはないがこちらから聞けばたぶん色々教えてくれる。

 
日本ユースホステル協会の公式ページはこちら

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 青春18きっぷ

 青春18きっぷは五枚つづりで期間限定販売され、五人で一日あるいはひとりで五日など、全国のJR各駅停車を乗り放題にできる。セイシュンとあるが、ユースホステルと同じく使用者に年齢制限はない。貧乏放浪学生のマストアイテムである。特急・急行には乗れないのだが、何種類かの夜行快速には乗れる。
 18きっぷは日付が変わったその瞬間から次の日付が変わるまで一枚有効だから、例えば東京からできるだけ安く西に行きたい場合、東京発大垣行きの夜行快速『ムーンライトながら』は外せない存在だ。人気が高いので、出発から到着まで(乗る車両・目的地によっては途中まで)使える指定席券は利用の一か月前、売り出し開始と同時に並んで買うのが定石だという。
 『ムーンライトながら』は東京を23時台後半に出発して品川で停まり、次の横浜との間を走行中に日付が変わる。東京か品川から乗る人は、自宅最寄り駅から停車駅までの運賃と18きっぷ一日分の価格を比較して、前者のほうが安ければその区間分だけその場で購入してそれで乗り、日付が変わってから『ムーンライトながら』車内で申告して18きっぷの一枚目を使わせてもらう。
 この深夜スタートで行けば、一枚の18きっぷで東京から九州入りすることも可能だ。

 (参考)T&P とくとくきっぷとプランニングのホームページ(管理人:ぱーぱーさん)


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